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秋の東京旅1日目 - 怒涛の美術館めぐり

by 7_nana
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11月12日と13日、一年ぶりに東京へ遊びに行ってきた。きっかけは13日に開催される「浅草ライヲン百貨店」だ。そこで12日は美術館巡りをし、夜は東京に勤めている弟と食事することにした。

私は22歳になる年に上京し、27歳になる年に京都に戻ってきた。ここ数年、年に一度は東京へ行っているが、いつも人と会う約束で予定を埋めてしまう。もちろん会いたくて約束を取り付けるのだし、とても楽しいのだが、今回は1泊2日だけ&芸術の秋ということもあり、東京でしか観られない展覧会を時間の許す限り観て回ろうと考えた。

事前に都内の展覧会情報を確認、1箇所の滞在時間を2時間として開館時間でルートを決める。弟とは池袋で食事するから、山手線沿線の渋谷ヒカリエを最終目的地にし、Google Mapのマイマップに登録しておいた。

前日は東心斎橋にいたので、難波から出ている夜行バス(VIPライナーのプルメリア)で東京に向かうことにした。乗り場があるVIPヴィラなんばには待合室とシャワールームがあり便利だ。

女性専用車で3列独立シートだったが、座席と座席の間が狭く、最後列に座っていたのでPAでの休憩タイムに車外に出ることは難しかった。次に夜行バスを利用するときは、1列×2列で20席のグランシアファーストが良いかな。

朝6時ごろ、バスタ新宿に着いた。新しくできたバスタ新宿は新宿駅南口を一変させていた。4Fに停車するので、すぐルミネに辿り着ける。

疲れを取るため、バスタ新宿のシャワールームではなく、西武新宿駅の近くにあるリ・ラックスパ新宿でひとっ風呂浴びることにした。久しぶりにアルタ前、歌舞伎町を通り過ぎる。

最短のコースは90分1,600円。銭湯と比べると割高だが、早朝に利用できるのはありがたい。施設は古いが綺麗に清掃されているし、ジェットバスやシルキーバスなどもあって、広いお風呂はやはり気持ちが良かった。次回はここに10時間滞在(3,500円)で宿泊しても良いと思うくらい快適だったが、残念ながら今年の12月25日をもって閉館するらしい。

リ・ラックスパ新宿の近くに喫茶ルノアールがあったので、朝食をとった。食後に出てくる熱いお茶。これぞルノアール。

西武新宿駅から都営大江戸線で大門駅に向かう。最初の目的地は増上寺で開催されている宮川香山展。大門駅の近くに宝探しゲームGeocachingのキャッシュ「Zojo-ji Daimon」があったので、ついでに探して無事発見。

宮川香山展

増上寺の門をくぐると、東京タワーがそびえ立っていた。青い空に赤が映えている。門から宝物殿までの道のりをFacebookでライブ配信した。

宮川香山は明治時代に活躍した陶工だ。京都の真葛ヶ原で陶工の四男として生まれ、輸出向けの陶磁器を作る工房を横浜に開く。その表現力と技巧に富んだ作品はフィラデルフィア万国博覧会で絶賛された。

香山は当初欧米に流行していた薩摩焼を研究していくつもの作品を制作、この工房の作を「真葛焼」と名づけて輸出したが金を多量に使用する薩摩焼は制作費に多額の資金を必要とするため、香山は「高浮彫(たかうきぼり)」と呼ばれる新しい技法を生み出す。
宮川香山 - Wikipedia

展示されていた作品は、以下の動画にも数多く出てくる。

近くにもう一つ、Geocachingのキャッシュ「Tokyo Tower view Point #2」があったので探しに行った。少し時間がかかったが、なんとか発見。キャッシュ名の通り、ここから素晴らしい景色を見ることができる。

済生会中央病院まで歩き、コミュニティバスに乗って六本木ヒルズに向かった。

次の目的地は森美術館で開催されている宇宙と芸術展。この日のヒルズはたまたま東京ハーヴェスト2016が開催されていた。到着した頃にはちょうどお昼時だったので、美術館に入る前に出店のピザを食べた。

宇宙と芸術展

この展覧会では、上右図の「カメラOK」マークが付いている作品は写真撮影が許されていて、Instagramで下記のような企画も行われていた。最近こういう企画をよく見かけるが、芸術は視覚的インパクトが大きいので、写真付きの投稿は多くの人の注目を集め効果的だと思う。

初っぱなから興味深かったのは、明治時代に制作された岡吉国宗作「流星刀」。流星刀とは、隕石の一種である隕鉄から作られた日本刀の総称だそうだ。

製作されるきっかけとなったのは、榎本武揚がロシア大使としてサンクトペテルブルクにおもむいていた時期に、ロシア皇帝の秘宝の中に鉄隕石で作られた刀があることに感動し、いつかは自身も鉄隕石を使用した刀を手にしたいと夢見たことから始まる。
流星刀 - Wikipedia

サブタイトルにある「かぐや姫、ダ・ヴィンチ、チームラボ」の通り、隕石や歴史資料から現代芸術に宇宙開発まで、古今東西さまざまなジャンルの作品が並ぶ。

サブタイトルに名を連ねるチームラボの作品は、とても迫力のあるインスタレーションだった。言葉では、写真でも、いや動画であっても伝わらない。自分が宇宙に浮いている感覚、四方八方に舞うカラス、咲き乱れる花々。作品時間は短く、ちょうど良い。壁面と床に映像が映し出されるので計5回観た。

宇宙好きの父と来れたらもっと楽しめたろうな、と思った。おみやげに本展覧会限定の宇宙藻キャンディと、民間初の月面探査チームHAKUTOのステッカーを購入した。

宇宙と芸術展は作品数が多く、ひとつひとつに見応えがあり、一部撮影可ということもあって鑑賞に時間がかかった。タクシーに乗り、ワタリウム美術館に向かう。次の目的はナムジュン・パイク展だ。

ナムジュン・パイク展

コンビニでコーヒーを買い、少し休憩してから美術館に入った。ナムジュン・パイクは「ビデオアートの父」と称されている。生前、たびたびワタリウム美術館で個展を開いていたそうだ。

ワタリウム美術館は元々「ギャルリー・ワタリ」という名前の私設美術館だ。5階建てで、地下と1階はミュージアムショップ、2階から上が展示スペースになっている。フロアは広くはないが、この構造を利用した展示方法が印象的で、とても面白かった。

外に出るとすっかり日は沈んでいた。近くにGeocachingのキャッシュ「Watari-umu art museum」があったので探してみたが、見つけることはできなかった。

予定では、次に太田記念美術館へ行こうと考えていたが、閉館時間が迫っていたので諦めることにした。外苑前駅まで歩き、銀座線で渋谷駅に向かう。次の目的は渋谷ヒカリエの8/ハチで開催されている超福祉展だ。

超福祉展

入場無料。私が到着した頃は講演が行われていて、多くの人が参加していた。みやしたこうえんやハチ公前広場では、モビリティ試乗体験が行われていたようだ。

OntenaHACKberryは試作品から完成品まで、段階ごとに展示されていた。

車椅子の人が乗る車の、日本車とヨーロッパ車の違いについて説明を聞くことができた。私は車の免許を取ったばかりで運転に慣れていないので、片手運転を強いられるのは恐怖でしかない。

以上で、私の東京美術館めぐりが終了した。山手線で池袋に行き、弟と焼肉トラジで夕食を取った。

積もる話と美味しいお肉を楽しんだあとは、東京メトロ有楽町線に乗って新富町駅へ。この日、宿泊するホテルWISE OWL HOSTELS TOKYOへ移動した。

予約したのは女性ドミトリーBUNKベッド8名用、1泊4,100円(※土曜日)。7月にできたばかりで、洗面所やシャワールームは広々としていて綺麗だ。ベッドは木材とカーテンで区切られており、寝具はふかふか。歩きまわった疲れもあって、ぐっすり眠ることができた。

このホテルを選んだのは、24時間チェックイン・アウトが可能で、築地まで歩いていける距離だったからだ。翌朝は、早起きして築地で朝ごはんを食べると決めていた。

2日目につづく

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7_nana
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